2017年 秋季大阪大会準々決勝 池田高校 VS 興国高校を見てきました
今回の内容
9/2(土)に開幕した秋季大阪大会。準々決勝の池田高校 VS 興国高校の試合を見てきました。池田高校は2年連続の秋季大会ベスト8です。
それでは、試合の詳細を紹介していきます。
※こちらの記事で秋季大阪大会予想しております↓
https://winders-sakamoto-hs-baseball.com/post-2323
スコア
以下、試合のスコアになります。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
池田 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 |
興国 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1x | 3 |
結果は興国高校が2-3のサヨナラ勝ちで準決勝へ進んだのですが、敗れた池田高校もあと一歩でした。
両高の先発メンバーは以下でした。
それでは、序盤から見ていきたいと思います。
序盤
先攻は池田高校、興国先発ピッチャーは、背番号1の上野くんでした。 ※興国先発、上野くん↓
初回の池田は三者凡退。
池田高校の先発ピッチャーは背番号10の三谷くんでした。 ※池田先発、三谷くん↓
初回の興国。1死から2番山崎くんがヒットで出塁、2死後盗塁を決めますが、後続続かず無得点。
2回表の池田。先頭4番の福川くんがライト前ヒットで出塁。ファーストゴロの間にランナー進み1死2塁。続く6番西尾くんがセンター前ヒット、2塁ランナー3塁ストップで1死1,3塁。続くバッターが死球で満塁。
ここで池田高校は代打渡邊くん。1巡目から代打を使ってきます。そして、この渡邊くんの時にピッチャーの上野くんがワイルドピッチ。池田が1点を先制します。
この後渡邊くんは三振、9番三谷くんの時にセカンドランナーが牽制で誘い出され、これを見てホームを狙った3塁ランナーがホームで刺されて攻撃終了。このあたり、興国高校冷静でした。追加点なりませんでしたが、池田高校が1点を先制します。
2回裏の興国。先頭がヒットで出塁。これを送って1死2塁。ここで7番中島がライト前へタイムリーヒット、セカンドを狙ったバッターランナーはセカンドでアウトとなりましたが、興国がすぐに同点に追いつきます。
3回表の池田。1死から1番の菊谷くんがセンター前ヒットで出塁。続く有馬くんの3塁前へのバントが内野安打となり1死1,2塁。続く笠井くんのショートゴロの間にランナーそれぞれ進塁し、2,3塁となりますが、4番福川くんが三振に倒れ無得点。
3回裏の興国は三者凡退で攻撃終了。
序盤の3回を1-1のスコアで終えます。
中盤
4回表の池田。1死から6番西尾くんがライト前ヒットで出塁。しかし送りバンド失敗で2死1塁。8番渡邊くんが死球で2死1,2塁となりますが、9番三谷くんがライトフライに倒れ無得点。
4回裏の興国。3番,4番の連打で無死1,3塁のチャンスを作ります。池田高校は中間守備、1点は仕方ないという守りをとります。ここで5番がセカンドゴロ。この間に興国が1点を追加しますが、4-6-3のダブルプレーが決まり2死ランナーなしとなります。池田高校からすれば、それほど嫌な点の取られ方ではなかったと思います。この後、ライトのエラーで2死2塁となりますが、後続たおれ、この回は1点止まり。しかし、1-2と興国が1点を勝ち越します。
5回表の池田。1番菊谷くんが右中間を抜くヒット、一気に3塁を狙いますが、興国の中継プレーが素晴らしく、3塁でタッチアウトとなります。この1番の菊谷くんですが、1打席目はアウトにこそなりましたが痛烈な当たりのライトライナー、2打席目もヒットですので、ここまでの打席すべて完璧に捉えています。
2死後内野安打でランナーを出しますが、盗塁失敗に終わり、結局この回の攻撃は3人で終了します。
5回裏の興国。ピッチャーの上野くんに代打川畑くん。打った当たりはセカンドゴロ。しかしこれがラッキーなイレギュラーヒットとなり、無死1塁。
次のバッターが追い込まれたところで、おそらくエンドランのサインだったと思うのですが、バッターが空振り三振、盗塁も失敗で三振ゲッツーとなります。キャッチャーの福川くんの送球素晴らしかったです。池田高校は守りがしっかりしていますね。さすがベスト8まできているチームです。
2死ランナーなしとなりましたが、次のバッターに四球を与えたところで、池田高校はピッチャーを、右サイドハンド、エースの遠水くんにスイッチします。
この遠水くんが後をきっちりと抑え、この回、興国高校は無得点。
6回表の池田。この回から興国高校、ピッチャーが中田くんに代わります。
先頭が四球、5番妹尾くんが三振に倒れますが盗塁決まって1死2塁。もしかするとエンドランのサインだったかもしれません。こので、6番西尾くんがレフト前にタイムリーヒットで池田高校同点に追いつきます。この西尾くんもこれで今日3安打、1番菊谷くん、6番西尾くんがこの日当たっていましたね。
次のバッター三振で2死後、8番渡邊くんがレフトオーバーのツーベース、池田高校勝ち越しかと思われましたが、1塁ランナーの西尾くんがホームで刺されてアウト。勝ち越しとはなりません。先ほどから、興国高校の素晴らしい中継プレーが続きます。
6回裏の興国。1死から四球でランナーを出しますが、後続続かず無得点。
池田2-2興国のスコアで6回を終えます。どちらに転ぶかわからない、緊迫した展開でゲームは終盤へ入っていきます。
終盤
7回表の池田。1死から1番菊谷くんが右中間へツーベースヒット、菊谷くん、本当によく打ちます。池田高校、これで二桁10本目のヒットとなります。しかし、後続が倒れ菊谷くんを返せず池田この回無得点。
7回裏の興国。2死から連打で1,2塁とチャンスを作り、3番荒木くんがレフト前へ。2塁ランナー3塁を回りますが、レフト菊谷くんの素晴らしい返球で本塁タッチアウトで無得点。興国高校もよく打ちますが、池田高校の守備も負けてません。
8回表の池田。1死から四球で出たランナーを送って2死2塁の形を作りますが、代打小林くんがレフトフライに倒れ無得点。
8回裏の興国。2死からショートのエラーと死球で1,2塁の形を作りますが、8番川畑くんがセンターライナーに倒れ得点ならず。同点のまま最終回へ進みます。
最終回の池田。1死後、9番の遠水くんが左中間へツーベース。1死2塁となり、迎えるは今日大当たりの菊谷くん。ここで興国は菊谷くんを敬遠します。
この時、僕の周りで見ている方達が「勝負しろー!!」と言っていたのですが、僕も同じ気持ちでした。しかし、今日の菊谷くんは振ればヒットという状態だったので、興国サイドからすれば怖すぎるバッターです。なので、敬遠という作戦もうなずけます。
2死1,2塁となり2番有馬くん。バントの気配なかったのですが、ここでセフティーバントを決めてきました。このバント、絶妙でした↓
これで1死満塁。ここで興国高校はピッチャーを小川くんへスイッチします。
1死満塁。迎えるはクリーンアップです。この場面で送りこまれた小川くん、すごいプレッシャーだったと思います。
3番の笠井くんにボールカウント3-1とします。押し出しがよぎる中、ここから笠井くんを見逃しの三振に打ち取ります。3-1から三振を奪ったのは大きかったと思います。
これで2死満塁。続くは4番福川くん。この福川くんに対してもボールカウントが3-2となります。先ほどと同じ場面です。この勝負の結果は↓になりました。
捉えた当たりでしたので、池田高校勝ち越しかと思いましたが、ライトの正面でした。しかし、2死満塁のカウント3-2から思いっきり振れるというのはなかなかできないことだと思います。アウトにはなってしまいましたが、福川くんナイスバッティングでした。
その裏の興国。大ピンチを凌ぎ勢いに乗ります。1死から1番ピッチャーの小川くんがヒット。そしてこの後、1塁牽制の時にボークを取られ1死2塁に。2番、山崎くんがセンター前ヒットで続き1,3塁。ここで池田は3番荒木くんを敬遠し満塁策をとります。
3塁ランナー返ればサヨナラです。4番西嶋くんが三遊間へ痛烈な当たり。決まりかと思われましたが、これをショートの有馬くんがファインプレー。横っ飛びで捕球し、素早くバックホームで本塁アウト。これで2死満塁。
2死までこぎつけて凌げるかと思った池田高校でしたが、5番橋本くんがライト前へサヨナラのタイムリーヒット。
池田2-3x興国のスコアで試合終了となりました。池田高校、本当に後一歩でした。
この試合、最後まで見ていてハラハラするレベルの高いゲームでした。さすがに大阪の準々決勝ですね。興国高校も素晴らしいチームでした。
おわりに
興国高校が準決勝に進出です。
この試合、序盤からどちらに転ぶかわからないゲーム展開で最初から最後まで目が離せませんでした。
勝負を分けた9回の攻防は、ここ最近見た試合の中では一番面白かったです。
池田高校、大塚高校と敗れてしまったため、この秋、大阪から公立高校の近畿大会出場はなくなってしまいましたが、池田高校、非常に楽しみなチームなので、来年も注目したいと思います。
興国高校、準決勝は履正社高校との1戦になりますね。
どんな試合になるのか楽しみです。
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。
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